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公開日:2023.04.03モバイル

屋外用防犯カメラのおすすめの選び方を解説!簡単に設置できるSIM型がおすすめ!

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監視や防犯の目的で、屋外に防犯カメラの設置が必要となることがあるでしょう。防犯カメラは種類が豊富なため、どのようなポイントを考慮して選べば良いか悩んでしまうかもしれません。そこで本記事では、屋外用防犯カメラの選び方などを解説します。

「カメラを設置したい場所にインターネット環境が整っていない」「導入の手間や費用をなるべく抑えたい」といった場合には、「SIMカード内蔵防犯カメラ」がおすすめです。SIMカード内蔵防犯カメラのメリットや注意点も紹介しますので、併せて参考にしてください。

  • 【目次】

屋外での防犯カメラ活用事例

まずは、どのような場所で屋外用防犯カメラが用いられているのか、4つの活用事例を紹介します。

河川監視

自然災害が発生しやすい日本では、大雨や洪水などによる被害を抑えるための対策が不可欠です。大雨対策として、河川の水位上昇を監視するのに屋外用防犯カメラが役立てられています。

防犯カメラがあれば、担当者が現地へ足を運ばなくても、リアルタイムで河川の状況がわかります。危険な状況だと判断した場合は、避難指示や警報を素早く出せるため、周辺住民の安全を守りやすくなるでしょう。

太陽光発電所

近年では、自社の電源設備として活用するなどの目的で、敷地内に太陽光発電システムを導入する企業が増えています。また、個人の土地活用として、所有する土地に太陽光発電設備を設置して、発電した電力を売却しているケースもあるでしょう。

どちらのケースでも、太陽光パネルやケーブルが盗まれるリスクがあり、盗難防止のために屋外用防犯カメラが用いられています。盗難防止のほか、太陽光発電設備の不具合を早期に発見したり、設備周辺の環境を確認したりするうえでも有効です。

工事現場

多くの人が出入りする工事現場では、作業着を着た不法侵入者が紛れ込み、資材などが盗難に遭うおそれがあります。

また、工事現場には大量の資材が置いてあり、夜になると人がいなくなるため、放火の標的になることも考えられるでしょう。万が一放火された場合は、近隣の住宅を巻き込む甚大な被害が出るかもしれません。

そのため工事現場では、屋外用防犯カメラを設置して、セキュリティを強化しています。防犯カメラを使って、建築ミスや従業員の職務態度をチェックすることも可能です。

マンション

マンションには屋内用防犯カメラだけでなく、空き巣や不法侵入の防止、不法投棄の抑制などの目的で屋外用防犯カメラが設置されています。おもな設置場所は、外周・出入口・駐車場・ゴミ捨て場です。

防犯カメラが設置されているかどうかは、住宅選びの決め手にもなるポイントです。入居者が安心して過ごせる環境を整えれば、入居率の向上にもつながるでしょう。

屋外用の防犯カメラのおすすめの選び方

屋外用の防犯カメラのおすすめの選び方

屋外用防犯カメラの選び方には、いくつかのポイントがあります。ここでは、5つの観点から防犯カメラの選び方を見てみましょう。

防犯カメラの形状で選ぶ

屋外用防犯カメラの形状には、大きく分けて次の3種類があります。

ドーム型 レンズ部分が半球体の形をしている防犯カメラです。景観を損なわずに設置できる点や、死角が少ない点が特徴です。外側からはレンズの向きがわかりにくいため、不審者の行動を抑制する効果が期待できます。
BOX型 箱の形をした防犯カメラで、標準型とも呼ばれます。存在感・威圧感があり、犯罪の抑止効果が高いと考えられます。ただし、撮影は一方向のため、ドーム型と比べると1台で監視できる範囲は狭くなってしまいます。
PTZ型 PTZは「Panoramac(パン:水平方向の操作)・Tilt(チルト:垂直方向の操作)・Zoom(ズーム:拡大・縮小操作)」を表します。この3つの機能により、撮影範囲を自由に変えられるのが特徴です。一方で、状況によって撮影範囲を変えると、同じ場所を撮影し続けられない点に注意が必要です。

一口に防犯カメラといっても上記のように特徴が異なるため、目的や設置場所に合う形状を選ぶことが大切です。

防犯カメラの設置台数で選ぶ

防犯カメラを1台だけ設置するなら、360度全方向を監視できるドーム型のように、撮影範囲が広いカメラが適しています。

一方で、防犯カメラを複数台設置する場合は、視点を固定するカメラと角度調整・ズームが行えるカメラを組み合わせて設置すれば、漏れなく撮影可能です。例えば、BOX型とPTZ型をそれぞれ用意するという選択肢があります。

予算も考慮しながら、どのような撮影方法が適しているか検討しましょう。

防犯カメラの機能やスペックで選ぶ

室内用防犯カメラと異なり、屋外用防犯カメラは雨風にさらされます。外の環境でもきちんと稼働できるよう、耐久性が高いものを選ぶことが大切です。

具体的には、防塵・防水機能が搭載されているか確認しましょう。防塵・防水機能には「IP規格」があり、屋外用防犯カメラなら「IP66」以上のものを選ぶようにしましょう。

また、人感センサー機能が搭載されていれば、撮影範囲に不審者を検知した際に、担当者にアラート通知が届く仕組みも構築できます。

その他、防犯カメラの代表的な機能には、録音機能などがあります。

接続方法で選ぶ

防犯カメラの接続方法は、有線接続と無線接続の2種類です。有線接続は配線工事の手間が掛かりますが、通信が安定します。一方、無線接続は配線工事が不要で、電波が届く範囲なら設置可能です。

ただし、Wi-Fiを使用する防犯カメラは、電波状況によっては映像が乱れる可能性があるため注意しましょう。通信品質を高めたい場合は、SIMカードを使用する防犯カメラがおすすめです。Wi-Fiと比べて通信が安定しやすいほか、導入までの期間が短く済むことや、導入費用を抑えられることなども特徴です。

SIMカードを使った「SIMカード内蔵防犯カメラ」については、次章で紹介します。

録画データの保存方法で選ぶ

防犯カメラの録画データの保存には、SDカードやHDDを使う方法と、クラウドに保存する方法があります。

SDカードやHDDなどの記録媒体は、データ容量の上限に注意が必要です。また、映像確認する場合は、レコーダーがある現場まで出向かなければならないことも覚えておきましょう。

クラウドに保存する場合は、ランニングコストが発生するものの、録画機器が不要なため初期費用を抑えられるのが特徴です。

インターネット環境がなくても設置できるSIMカード内蔵防犯カメラのメリット

インターネット回線工事ができない場所などでも、屋外用防犯カメラの設置は可能です。前章「屋外用の防犯カメラのおすすめの選び方」でも触れた通り、SIMカード内蔵防犯カメラなら、インターネット環境に左右されず好きな場所に設置できます。

ここでは、SIMカード内蔵防犯カメラの特徴やメリットを紹介します。

SIMカード内蔵防犯カメラの特徴

SIMカード内蔵防犯カメラとは、データ通信が行えるSIMカードを挿入して使用する防犯カメラです。

Wi-Fiを使用する防犯カメラとは異なり、インターネット環境が整っていないエリアでも設置できます。

例えば、河川の近くや太陽光発電所、工事現場など、固定のインターネット回線を導入するのが簡単ではない場所でも、低コストで防犯カメラを導入可能です。

SIMカード内蔵防犯カメラのメリット

SIMカード内蔵防犯カメラのおもなメリットは、次の4つです。

・インターネット回線工事が不要

データ通信ができるSIMカードを使うため、インターネット回線工事は必要ありません。固定回線につなぐネットワークカメラは導入に時間が掛かりますが、SIMカード内蔵防犯カメラはすぐに導入可能です。

・好きな場所に設置できる

インターネット回線工事が不要なため、好きな場所に設置できます。SIMカードでのデータ通信は、一般的なスマートフォンと同じLTE回線を用いるため、全国の幅広いエリアで使用可能です。

・録画データをすぐに確認できる

SDカードやHDDなど、記録媒体に録画するタイプの防犯カメラは、データ確認のため現地に行く必要があります。一方で、SIMカード内蔵防犯カメラは録画データをクラウドに転送できるため、パソコンやスマートフォンからいつでも映像のチェックが可能です。

また、クラウド上に録画データを保存しておけば、防犯カメラが故障・盗難に遭った際にも、データを消失するリスクが減るでしょう。

・比較的安価に導入できる

固定回線につなぐネットワークカメラと比べると、工事費用を削減できる分、導入費用が安価になるケースが多いでしょう。

SIMカード内蔵防犯カメラを利用する際の注意点

SIMカード内蔵防犯カメラを利用する際の注意点

SIMカード内蔵防犯カメラは優れた性能を誇りますが、実際に利用する際には、あらかじめ注意点を把握しておく必要があります。

ここでは、SIMカード内蔵防犯カメラを利用する際の注意点を2つ紹介します。

通信制限がかからないように注意する

SIMカード内蔵防犯カメラは、LTE回線を使ってデータ通信を行うため、スマートフォンのように通信制限がかかることがあります。通信制限がかかると、録画データを転送できなくなり、録画場所の状況がわからなくなってしまうため注意しましょう。

通信制限で困らないよう、利用目的に見合ったデータ容量を契約することが大切です。

技適マークを取得したSIMカード内蔵防犯カメラを利用する

「技適(ぎてき)」とは、「技術基準適合証明」「技術基準適合認定」の略称です。技適マークは、国内の電波法令の基準に合った機器であることを証明する、総務省管轄のマークを指します。

技適マークが付いていないSIMカード内蔵防犯カメラを使用すると、他人の通信を妨害する恐れがあるなどの理由から、電波法違反となる可能性があります。電波法違反に該当した場合、1年以下の懲役か100万円以下の罰金が科されます。

SIMカード内蔵防犯カメラを利用する際は、銘板の中や底面などを見て、技適マークの有無を確認しましょう。

SIMカード内蔵防犯カメラには楽天コミュニケーションズが提供する「監視カメラ用SIM」

SIMカード内蔵防犯カメラには楽天コミュニケーションズが提供する「監視カメラ用SIM」

SIMカード内蔵防犯カメラには、楽天コミュニケーションズが提供する「監視カメラ用SIM」がおすすめです。

ここでは、監視カメラ用SIMの特徴を紹介します。

上り優先、1GB 280円~利用可能

楽天コミュニケーションズが提供する監視カメラ用SIMは、大容量かつ低コストが魅力です。豊富なプランが用意されており、上り優先回線では1GB 280円~利用することができます。

上り優先タイプは、法人専用回線を活用することで、個人利用による通信の混雑を避けられます。高品質な通信を確保できるため、防犯・監視に最適でしょう。

また、モバイル回線を利用することから、インターネット回線工事は不要です。電源の確保のみで、目的に応じた場所に防犯カメラを設置できます。

シーンや用途に合わせたデバイス提供も行う

監視カメラ用SIMは、SIMカードを挿入できるLTE搭載監視カメラや、モバイルルーター、タブレット、スマートフォンなどとのセット購入も可能です。シーンや用途に応じて、必要なデバイスをまとめて準備できます。

さらに、初期設定が完了した状態で出荷するなどの導入支援も受けられるため、防犯カメラの導入経験がなくても安心して利用できます。

まとめ

屋外用防犯カメラを選ぶ際は、以下の5つのポイントを考慮しましょう。

  • ・形状
  • ・設置台数
  • ・機能やスペック
  • ・接続方法
  • ・録画データの保存方法

インターネットの回線工事ができない場所に設置したり、回線工事の手間・費用を抑えるにはSIMカード内蔵防犯カメラがおすすめです。

SIMカード内蔵防犯カメラなら、インターネット環境に左右されず、すぐに好きな場所に防犯カメラを設置できます。また、録画データをクラウドに転送できるため、リアルタイムで映像を確認可能です。

SIMカード内蔵防犯カメラの設置をお考えなら、大容量かつ低コストを実現した楽天コミュニケーションズが提供する監視カメラ用SIMを活用してはいかがでしょうか。監視カメラ用SIMのさらに詳しい情報や、お問い合わせ、料金表のダウンロードについては、下記ページをご覧ください。

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