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ニュースリリース2002

2002年4月1日
IP加入電話サービス実証実験の開始について

フュージョン・コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:角田忠久)は、昨年4月1日より、専用中継IP網で提供する次世代のIP電話サービス(IP中継電話サービス(*1)を開始し、本日サービス開始一周年を迎えました。

従来の電話料金の常識を覆す、時間や距離に関係のない24時間、全国3分20円の市外電話サービスにおいて、サービス初年度中(2002年3月末まで)に100万回線のお客様の獲得を目指してまいりましたが、実績はこの目標を大きく上回り、3月末日現在120万回線を超えるお客様にご利用いただき、 2001年度の売上総額も、100億円を超える見込みです。

このように、サービス初年度のフュージョン・コミュニケーションズは、 IP中継電話サービスによる市外・国際電話サービスを提供してまいりましたが、さらに、サービス2年目となる今年度は、今後の発展が期待されるIP加入電話サービス(*2)への取組みを開始し、本年夏ごろからの商用サービス開始を目指しております。

このため、今般IP加入電話サービスの実証実験を行なうこととし、本日よりIP電話の各種端末(*3)開発メーカー各社に対して、実証実験の参加募集を開始いたしました。

IP電話端末については、現在までに開発メーカー数社から、弊社ネットワークへの接続対応端末開発のご意向を受けており、実証実験参加メーカー全てに、弊社のIP加入電話サービスにおいて適用予定の「接続技術に関する情報」を開示し、フュージョンの実ネットワーク経由で実証実験を実施するものです。

弊社では、弊社ネットワークへの接続の基本プロトコルとして、次世代のIP通信プロトコルとして期待されるセッション・イニシエーション・プロトコル(SIP)(*4)を採用することといたしました。他社に先駆けて自社IPネットワーク上にSIPに対応するソフトスイッチを導入し、音声通信のみならず、SIPにより可能となる様々な次世代IP通信サービスを提供していく予定です。

SIP対応のIP電話端末は、現在通信機器メーカー、ソフトフォン開発メーカー各社が商品化を進めておりますが、このたびの実証実験において、当社電話網への接続環境を提供することにより、開発メーカーが、自社端末の検証を効果的に実現することが可能となります。また、弊社では、開発メーカーにおける端末実用化を後押しすることで、 IP加入電話サービスに必要となるIP電話端末を複数のメーカーが開発する環境となり、より安価で高機能のIP電話端末の普及を見こむことができると考えております。

現在提供されているIP加入電話サービスは、主にADSLサービスやISPサービスの付加サービスとしての提供が主流でありますが、当社は、IP中継電話サービスで実績のある技術をベースとしたキャリアクラスのIP加入電話サービスを、特定のISPやADSL事業者の利用者のみならず、どの常時接続環境においても利用可能となるよう、多数のメーカーに様々なIP電話端末を開発いただける環境を整え、 IP電話端末市場の活性化とともにIP加入電話サービスの発展にも寄与していく考えです。

*実証実験のネットワークについては、「実証実験ネットワーク構成例」をご参照ください。

*実証実験の参加募集・受付は、弊社ホームページ上で行ないます。
*現在は募集しておりません

(*1) IP中継電話サービス
従来の固定電話サービスにおける回線交換方式の中継網を、IPネットワークに置き換えて提供するIP電話サービス。

(*2) IP加入電話サービス
ADSL、CATVなどの常時接続/ブロードバンドの加入者回線から音声をIP化して発信するIP電話サービス。発信側でNTT東西のアクセス回線を経由せずに、より安価で高度な電話サービスが可能となる。

(*3) IP電話端末
音声をIP化し、企業もしくは自宅の常時接続回線からIP電話サービスを利用するために必要となる端末機器。

(*4) SIP(Session Initiation Protcol)
インターネット技術の標準化団体であるIETFで規定されているIP通信を制御するプロトコル。インターネットの様々なアプリケーションとの親和性が高く、音声とデータの融合サービスの提供に適している。

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