株式会社ブロードバンド・エクスチェンジ(BBX、東京都中央区、代表取締役社長:大山茂)はこのたび、フュージョン・コミュニケーションズ株式会社 (フュージョン、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:角田忠久)と提携し、CATV事業者向け「IP電話プラットフォーム」の提供を決定いたしました。新サービスは、BBXの「ブロードバンドエクスチェンジサービス(BEX)」と、フュージョン社の「FUSION
IP-Phone」サービスを利用して実現するものであり、 2003年春頃を目途にサービスを開始する予定です。CATV事業者は本サービスを利用することにより、安価で短期間に加入者に向けたIP電話サービスの提供が可能となります。
BBXでは既に20社を超えるCATV事業者へBEXサービスを提供しておりますが、今回のサービス提供に際し、導入CATV事業者数14社、加入世帯数10万世帯を当面の目標としております。
近年、CATV、ADSL等のブロードバンド接続環境の爆発的な普及により、インターネットを利用した高品質のIP電話への要望が高まってきております。これを受けて、総務省では一定の通話品質を提供できる事業者を対象にIP電話専用の050番号の割振りを開始いたしました。一方、CATV事業者などISP事業者にとってはIP電話専用設備の投資や回線費用、IP電話専用の050番号取得や相互接続協定など、導入に当たって様々なコストや作業が大きな障壁となっております。
BBX社は、BEXサービスを利用したCATVインターネット接続サービス用高品質ネットワークの提供、加入者向けモデムの開発、課金システムの提供を行ない、フュージョン社の「FUSION IP-Phone」による高品質IP電話サービスを提供することによって、CATV事業者向けIP電話プラットフォームのワンストップサービスを提供いたします。本サービスの導入によりCATV事業者は、IP電話専用の設備投資が不要となり、相互接続協定などの煩雑さからも解放され、短期間で容易に加入者向けのIP電話サービスの構築が可能となります。本サービス開始を機にCATV事業者によるIP電話サービスの導入が一気に進むものと考えております。