各都道府県における有力な地域インターネットサービスプロバイダー(ISP)が参加する 特定非営利活動(NPO)法人地域間高速ネットワーク機構 (IXO、理事長 福田 晃)(注1)はこのたび、フュージョン・コミュニケーションズ株式会社(フュージョン、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:角田忠久)と提携し、
IXOに参加する地域ISP向けに、IP電話サービスの導入支援を行なうことを決定いたしました。
このIP電話サービスは、2003年3月1日より「FUSION IP-Phone for IXO(もしくは地域ISP名称)」として、本サービスを導入した地域ISPのフレッツADSLコースおよびBフレッツコースの利用者へのオプションサービスとして提供されます(注2)。
FUSION IP-Phoneサービスのアクセスラインにフレッツ・アクセスサービスを利用するのは、今回初めてとなり、これにより、全国の広いエリアでの利用が可能となりました。
本サービスの利用により、全国の異なる地域ISP利用者同士の通話も無料となり、また、FUSION IP-Phoneを利用する他プロバイダーの利用者との通話も無料となります。
現在のIXO参加ISPは22社(2003年1月15日現在)、加入者数合計は約50万ですが、2003年中に参加ISP47社(各都道府県1社)、加入者数合計100万の地域ISPネットワークを目指しており、このうち、FUSION
IP-Phone for IXO の利用者は、約15万を目標としております。
地域ISPは、地域に根ざした特色あるサービスを展開しながら、各地域のIT化促進にも寄与しておりますが、大手ISPとの競合状況は年々厳しい環境となっております。また、ブロードバンド接続利用者のIP電話サービス利用に対する要望の高まりとともに、大手ISP各社がサービス提供を予定しており、地域ISPにおいても、
IP電話サービスの提供が利用者への付加価値サービスとして不可欠なものとなっております。
このような環境下、IXOは、同NPOに参加の地域ISPのIP電話導入窓口としてフュージョンと提携し、各参加ISPに対して積極的にFUSION IP-Phone for IXOの導入を図っていくことにより、全国の地域ISPの健全な発展を支援してまいります。各地域のISP各社の連携を深め、地域ISPのIP電話サービス導入を促すことにより、利用者サービスの向上のみならず、地域のIT化にも貢献するものと考えます。
フュージョンでは、今後もより多くのネットワークパートナーと提携関係を広め、FUSION IP-Phoneを、高品質で一層利便性の高いサービスとすることを目指してまいります。
「FUSION IP-Phone for IXO」サービスの主な特長は以下の通りです。