固定電話を中心として発展してきた音声通信事業は、携帯電話の普及やブロードバンド化の急速な浸透によるIP電話の発展など、市場の大きな変革期を迎えています。また、このような環境下、固定電話のトラフィック減少によって、NTT東西のアクセスチャージが値上がりし、中継電話事業者の収益が圧迫される結果となっています。
パワードコム、フュージョンの両社は、このような市場の変化を捉え、次世代に求められるサービスをいち早く提供する体制を整えることが、これからの音声通信市場をリードするための重要な戦略との共通認識のもと、両社の経営資源を効率化、最大化すべく、2004年7月1日、電話事業を統合いたします。
全国にいち早くIP電話網を構築した、IP電話サービスの先駆けであるフュージョンと、電力系通信事業者として、首都圏を中心に豊富な光ファイバーインフラをもつパワードコムは、電話事業関連の人材・顧客・財務基盤を統合し、電力系通信事業者グループの光ファイバー網を最大限に活用しつつ、競争力を向上させることにより、来るべき(全ての通信サービスがIPで統合される)"Everything
over IP"時代における音声コミュニケーションサービスのリーディングカンパニーを目指してまいります。