リアルタイム位置測位システム
Ubisenseサービスを提供開始
2021年10月21日
楽天コミュニケーションズ株式会社
楽天グループのICT事業会社である楽天コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長:平井 康文、以下「楽天コミュニケーションズ」)は、Ubisense Ltd.(本社:イギリス ケンブリッジ、CEO:Clare Colhoun(クレア・コラウン)、以下「ユビセンス社」)と楽天モバイル株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:山田善久)間で締結された日本国内における独占的再販売契約により、Ubisenseサービスの提供を新たに開始いたします。
Ubisenseサービスは、産業用IoT(IIoT: Industry IoT)、デジタルツイン(注1)、スマート工場ソリューションのリーディングプロバイダーであるユビセンス社が提供している、UWB(超広帯域無線通信)を採用した高精度の位置測位ソリューションです。工場の製造ラインや物流倉庫などにおいて、従業員の作業時間を把握しボトルネックを分析することで生産効率の向上を図ります。また、モノにおいても位置を可視化し動線を分析することにより、非効率な時間の削減や柔軟なレイアウト変更にも役立ちます。
■Ubisenseサービス特徴
・UWB技術と独自測位メカニズムを組み合わせた、世界最高水準(注2)の位置測位を実現
・1秒あたり数千回の位置更新を行う高リアルタイム性(注3)
・最長15年のバッテリー寿命(注3)
・リモートでのタグ設定のコントロールなどによる、過酷な製造現場での10年以上に渡る24時間365日の稼働実績(注3)
また、物理空間内の人とモノ、両方のリアルタイムでの位置、相互作用、および状態をモニターするソフトウェアプラットフォームである「SmartSpace®」(注4)を活用することにより、デジタルツインを実現します。これにより、お客様自身で簡単に現場プロセスにあった業務の処理、方法や手順などのプログラム・ルールを設定できます。加えて、他社製品においても柔軟に連携することができ、デバイスのデータ取り込みやERP/SCM(注5)などのビジネスアプリケーション、PLC(注6)などとの運用が可能です。
■Ubisenseサービス概要図
高所部にセンサーをセットし、対象となる人やモノにタグを取付
SmartSpace®は空間内の人とモノの位置、相互作用、状態をモニタリング
楽天コミュニケーションズは、ユビセンス社の IoT 製品とソリューションの提供を通じて、自動車業界、航空宇宙業界、各種製造業など幅広い産業のデジタルトランスフォーメーション (DX)を推進することを目指します。
(注1)現実空間の工場や製造設備、製品、オペレーションをデジタル空間に再現し、リアルタイムに現実とデジタルを連携するシステムです。
(注2)他社製品と比べ、高精度である15cmまでの即位が可能です(ユビセンス社調べ)。
(注3)ユビセンス社の提供製品である「Dimension4」における実績です。
(注4)「SmartSpace®」は、ユビセンス社の商標です。
(注5)ERPとは、Enterprise Resources Planningの略で、企業の経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を適切に分配、管理し経営の効率化を計る手法です。また、SCMとはSupply Chain Managementの略で、部品調達、 生産(製造)、物流、販売の一連の流れのことです。
(注6)Programmable Logic Controllerの略で製造設備などの制御に使われるコントローラのことを言います。ユーザーがプログラムを作成しその内容を実行することで制御する方式です。
■Ubisenseサービス紹介ページURL
[ユビセンス社について]
ユビセンス社は、「SmartSpace®」のソフトウェアプラットフォームと「Dimension4 Ultra-Wideband」のセンサーを通じて、人、デバイス、製品のリアルタイム位置情報、動き、相互作用を追跡することで、現場作業におけるソフトウェアシステムのインテリジェンスを提供しています。オープンアーキテクチャプラットフォームを通じて、ユーザーは、物理プロセスの計画、監視、制御を簡単に行えます。ユビセンス社はイギリス ケンブリッジに本社を置き、1,000社以上の顧客とグローバルに物理空間をSmartSpace®に変換する事業を展開しています。詳細については、ユビセンス社のウェブサイトをご覧ください。https://ubisense.com/
[お知らせに関するお問い合わせ]
楽天コミュニケーションズ株式会社
マーケティング本部 先進サービス推進部
メール:rcomm-ubisense@mail.rakuten.com