トップメッセージ
Message
楽天コミュニケーションズはどんな会社ですか?
歴史
弊社は2000年3月、フュージョン・コミュニケーションズという社名で誕生しました。「フュージョン」という言葉には、核融合によって爆発的なエネルギーをつくるという意味と、遺伝子融合によって新しいものを生み出すという二つの意味が込められており、創業以来私たちはインターネットの技術による新しいサービスを次々と生み出してきました。
2007年に楽天グループの一員となり、2015年には社名を新たに楽天コミュニケーションズとして、創業当時のベンチャースピリットを残しながら今日まで成長を続けています。
ビジョン
そのような歴史を有する我々ですが、市場環境の変化により、数年前から大きなターニングポイントに差し掛かっています。具体的には、電話やインターネット接続サービスといったインフラ基盤を提供する会社から、それらの技術基盤に独自の付加価値を加えお客様のデジタル変革を支援するソリューションを提供する会社へと変革を遂げる必要がありました。そこで、コーポレートビジョンを「デジタル社会の価値創造イネーブラーを目指す」というものに刷新し、新たな道を歩みはじめました。
Quality Journey
そうしたビジョンを追求し具体的に経営改革を推し進めるため、2016年から“Quality Journey (クオリティ・ジャーニー)”という名のもと、経営品質向上プログラムをスタートさせました。その考え方の中に、日本で昔から近江商人の心得とされた「三方良し」と似た考え方があります。「売り手良し、買い手良し、世間良し」という売り手と買い手がともに満足し、社会貢献もできることを良い商売とする考えです。
当初は50名近いマネージャーが週末のワークショップに参画し、エクセレントカンパニーの事例や顧客視点からの戦略ストーリー策定等、様々な議論を積み重ねてきました。そのプログラムは第二世代を経て、現在は第三世代まで引き継がれています。
社内での活動にとどまらず、外部の客観的な審査を受けることで、自分たち自身では気づきにくい強みであったり、改善すべき課題が明確化できるのではないかと考え、2018年には経営品質協議会の第一回経営デザインランクアップ認証に申請、認定頂くに至りました。
楽天コミュニケーションズの強みや
社会に与える影響について教えてください
強み
楽天コミュニケーションズは、楽天グループの有する多様なサービスと最先端のテクノロジーを資産として、長年にわたり法人ビジネスに取り組み培ってきたわれわれ独自の経験を掛け合わせ、付加価値を加えたサービスを楽天グループ外のお客様に提供しております。
また、我々は楽天経済圏を構成するグループ各社のITを支えるという役割も担っています。楽天の70を超えるサービスに対し楽天コミュニケーションズの持つ通信、ネットワーク、ITの基盤技術、さらに世界中から新しい魅力的な技術をいち早く取り込み、導入しています。
社会に与える影響
Englishnizationの強みにより、海外から最先端の技術をスピーディに導入して、国内外から大きな注目を集めています。
また、先述の通り売上高1兆円にのぼる楽天エコシステムのIT基盤を支える会社として、大きな社会的責任を担っています。どんなソーシャルバリューを持つかという質問に対しては「世間良し」ですね。「売れたら良い」だけではなく、それによって皆様の生活にどんな利便性や快適さをもたらすことができるか、常に考えています。
楽天コミュニケーションズの人財に対する考え方、取り組みを教えてください。
また求職者の方へのメッセージをお願いいたします
ダイバーシティ&インクルージョン
現在、弊社には様々な経験・バックグラウンドをもつ方々が次々と入社してきてくれています。そうした方々一人ひとりが、それぞれの経験、知見を出しあいながら新しい事業を創り、育てて頂いています。そういった意味でダイバーシティをうまく活かしている会社と言えると思います。
また、近年では女性マネージャー、外国籍社員の割合も増えてきていますが、ダイバーシティと同時に重要なのはインクルージョンです。互いに異なる価値観を尊重し、相互に認め合うカルチャーの醸成にも力を入れていて、毎月のアワードに加えて、「Peer to peer recognitionプログラム」*も導入しています。
*楽天のブロックチェーン技術を活用した楽天コミュニケーションズ全社員対象の相互賞賛プログラム
Englishnization
ネイティブや帰国子女でない社員にとって、忙しい日々の中で英語の勉強は大変です。しかし、英語を言語と捉えるのではなく、コミュニケーションのプラットフォームと捉えると、Englishnization によって積極的に世界のマーケットにリーチできる大きなチャンスになります。
実際に弊社ではWEB会議を活用し日常的にコミュニケーションを取りながら他社では真似のできないスピードで、海外の新しいサービスを取り込んできています。
英語学習プログラムも用意していますので、新しく入社される皆さんにはこの機会を捉え、ステップアップ頂きたいですね。
コミュニケーション
楽天全体の取り組みの1つとして1on1 meetingを30分毎週または隔週で実施しており直接面談でのコミュニケーションに力を入れています。最近は役職の階層を超えたスキップレベル1on1なども積極的に実施しており、フラットな直接対話を重視しています。
また、「締め会」という全社員参加の会議を毎月英語で開催しており、情報共有にも注力しています。事業、業績の動向をオープンに開示し、世の中のトレンドや楽天内の動きを含めて様々な情報を共有しており、各現場で取り組んでいる“Quality Journey”の進捗もメンバーから発表されています。
代表取締役社長 COO
金子 昌義