端末にデータを残さず情報漏えいを防ぐ
「モバイルチョイス“050”」と「moconavi」の
モバイル連携開始
- すべての携帯キャリア、スマートフォンで発信者番号通知に対応 -
2016年4月20日
楽天コミュニケーションズ株式会社
株式会社レコモット
楽天グループの通信会社である楽天コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都世田谷区、 代表取締役会長:平井 康文、以下「楽天コミュニケーションズ」)と株式会社レコモット(本社:東京都千代田区、代表取締役:東郷 剛、以下「レコモット」)は、楽天コミュニケーションズの公私分計の携帯通話サービス「モバイルチョイス“050”(以下、「モバチョ“050”」)」とレコモットのセキュアMAM(注1)サービス「moconavi(モコナビ)」とを回線網内で直接連携させた法人向け発着信管理および着信通知サービスを本日より提供開始します。
昨今、個人情報の漏えいなどの情報セキュリティ対策として、業務利用のスマートフォンのOS標準アプリのアドレス帳を使わずにクラウド上の電話帳を利用するケースが増えています。しかし、これらのクラウド電話帳の利用においてはスムーズな発信は可能でも、着信に関してはあらかじめスマートフォンのアドレス帳に登録がないと発信者の情報が表示されず、発信元を特定できないことが大きな課題でした。
本件は、クラウド電話帳と通信キャリアの提供する電話回線網内の連携となり、本サービスを導入したユーザーは、ご自身のスマートフォンの機種に関わらず、セキュアなクラウド上の電話帳からの発信、ならびに着信時の発信元通知受信が可能です。通信キャリアの提供する電話回線のため通話品質も安心で、企業の情報セキュリティ対策およびBYOD(注2)の推進を強力にバックアップします。
「モバチョ“050”」、「moconavi」の連携サービス概要
これまでも、着信情報やボイスメッセージの事後通知を含む050サービスと連携したクラウド電話帳サービスは多々存在しましたが、本サービスでは、050サービス網と直結することで、発信元の番号を事後ではなく着信時に通知します。 以下が主な機能です。
- 1) 「moconavi」で管理可能なアドレス帳からの「モバチョ“050”」での発信
(moconaviで自動的に「0037-67」を付与することで実現)
アドレス帳の連携例:Sansan、Outlook、moconavi電話帳 - 2) 電話着信時の発信者情報の着信前Push通知
- 3) Push通知された発信者情報の電話着信時表示
- 4) 「moconavi」ダイアラーサービス内の発着信履歴での着信情報管理
「モバイルチョイス“050”」について
社員所有のスマートフォンなどの携帯電話に、ビジネス用の「050番号」を付与することで、 ビジネスとプライベートで「番号」と「通話料」を自動的に使い分けできる法人向けのサービスです。法人契約の携帯電話にかかるコスト削減や、ワークスタイル変革に伴うスマートデバイスの活用等、BYOD(注1)の推進に適しています。
- 本サービスの契約回線には「050」から始まる番号が付与されます。
- 発信時に、「0037-67」を付与して発信することで、「050」から始まる番号を相手に通知します。
- 「050」宛の着信を、普段お使いの携帯端末にて受信することが可能です(注3)。
「モバイルチョイス”050”」の利用料金
- ■初期費用:500円/番号
- ■月額費用:1番号目 380円、2番号目以降 100円
- ■発信通話料:
- 国内一般固定電話・携帯電話宛 :19.8円/1分
- FUSION IP-Phone宛 :10円/1分
- 他社IP電話(050番号)宛 :12.5円/1分
- 国際料金 :https://comm.rakuten.co.jp/houjin/mobacho/mc_charges/international/
- ■着信通話料:
- 国内一般加入電話への転送 :全国一律8円/3分
- 携帯電話・PHSへの転送 :15.9円/1分
- ※契約期間に関する条件はありません。
- ※1番号から契約が可能です。
- ※発行1番号あたり2円のユニバーサル料金が発生します。
- ※表記の金額は特に記載のある場合を除き全て税別です。
株式会社レコモット「moconavi」について
レコモットが開発した、Office365やSalesforceなどのパブリッククラウドやオンプレミスのExchangeやNotes/Dominoをスマートデバイスから安全に利用可能なセキュアMAM(注1)サービスです。
- 1) 多彩なアプリ標準機能
メールやアドレス帳、カレンダー機能に加えて、セキュアブラウザ機能を標準搭載しており、社内のWeb化された業務システムを使うことが可能です。また、ファイルサーバ連携にも対応しており、社内のファイルサーバのドキュメントを安全に閲覧することもできます。また、高性能ドキュメントビューワ機能でWord、Excel、PowerPoint、PDFなどを高い再現性で閲覧し、高速ズームやスクロール操作が可能です。さらに、電話連携やUC連携機能で、「モバチョ“050”」などの電話サービスとも連携可能です。 - 2) 多様な認証方式
認証はID、パスワードに加え、端末認証やワンタイムパスワード認証などの多要素認証に対応し、ADFSやSAML等のフェデレーション認証にも対応します。 - 3) セキュアな通信経路
通信経路の暗号化(SSL)や、キャリアの閉域網サービスに対応するなどセキュアな通信を提供します。 - 4) デバイスにデータを残さない高セキュリティ
メールや添付ファイルなどのデータは、端末やサーバには一切残らないため、企業の機密情報漏洩のリスクを軽減します。 - 5) 簡単導入
導入方法は、レコモット社クラウド設備へアウトバンド方向に443が空いていれば、SSL VPN(注4)で接続可能です。お客様のネットワークの設定変更の必要がなく、簡単に導入可能です。
- (注1)Mobile Application Managementの略。企業内で利用するモバイルアプリの管理ツールの総称。
- (注2)Bring Your Own Deviceの略。個人の所有するスマートフォンやタブレットなどを業務に活用すること。
- (注3)本連携に関しては「着信先を自由に変更できるプラン」への申込が必要となります。
- (注4)クラウドホスティングの場合。SSL-VPNのクライアントソフトを無償で配布。(要依頼)
「Everything Over IP」の実現をコンセプトとして、固定通信 (マイライン)、IP 電話、モバイル (モバイルチョイスなど)、インターネット接続サービスを提供する楽天グループの通信事業会社です。IP プラットフォーム上での音声やデータ、コンテンツやアプリケーションなどの新たな可能性を創出すべく、更なる事業展開、拡大を目指します。詳細は https://comm.rakuten.co.jp/ をご覧ください。
【株式会社レコモットについて】
社名の由来である「relational communicate in mobile technology」をコンセプトに、法人向けのモバイルソフトウェア開発(ビジネスメッセンジャー、セキュアブラウザ、VoIP(SIP)関連など)で培った技術力を軸に、主力製品「moconavi」の開発と販売を行うベンダーです。通信キャリアやOTTベンダーが提供する、クラウドやソフトウェアのサービスを「moconavi」に統合し、モバイルであらゆるコミュニケーションをナビゲート(moconaviの名称の由来)することにより、ワークスタイルを「人」中心に変革し、社会に貢献することで、事業の拡大を目指します。詳細は http://www.recomot.co.jp をご覧ください。
[リリースに関するお問い合わせ]
楽天コミュニケーションズ株式会社
経営企画部 溝口
Email : rcomm-pr@mail.rakuten.com
株式会社レコモット
マーケティング部 大橋、川名、佐々木
Email : sales@recomot.co.jp TEL:03-6380-8567
- ※本リリース中に記載の会社名、商品名、ロゴは、それぞれ所有する各社に帰属します。
- ※報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがあります。