トップ > 働き方改革を成功に導く次世代Web会議のススメ > オンライン面接の活用-採用競争を勝ち抜くために
近年は人材不足の傾向が続いており、企業の採用競争が激化しています。
そのような状況のなか、採用時にオンラインでの面接を行う企業が増えています。オンライン面接の普及が進む背景には、どのような理由があるのでしょうか。
1.企業の採用競争はさらに激化する可能性が
2.普及が進むオンライン面接
3.オンライン面接に対する不安
4.進む人材流動と採用方法の多様化
人材採用大手のエンジャパンは、2015年に企業を対象にした「人材不足の状況について」というアンケート調査を行いました。それによると、実に84%の企業が人材不足を感じていると回答しています。2010年の同調査結果の64%から、5年間で20%も上昇しています。
人材不足の理由としては、「既存業務の拡大」「業務量増加」などの回答がある一方で、「退職による欠員」「年齢構成のバランスが悪い」「採用がうまくいかなかった」といった人事面を挙げているケースも見られます。
日本の少子高齢化の現状を踏まえても、人材不足は今後ますます深刻化するでしょうし、企業による、優秀な人材の採用競争はさらに激化することが予想されます。
そういった現在の“売り手市場”の採用活動において、インターネットを介したオンラインでの面接が注目されています。人材不足とオンライン面接は、どのように結びついていったのでしょうか。
オンラインで面接をするという手法は、日本では2010年ごろから普及し始めました。一次面接など、比較的初期段階の面談機会において、既存の対面での面談を補うかたちで利用する企業が増えています。IT・インフラ環境の整備が進んだことや、Web上でのやりとりに抵抗がなくなったことが普及の背景にあると考えられます。
オンライン面接の主なメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
オンライン面接は、企業と応募者の双方にメリットがあります。しかし、オンライン面接に対して不安を感じる声があるのも事実です。その内容としては、以下のようなものがあります。
これらの不安が解消されなければ、双方が安心してオンライン面接を行うことはできません。タイムラグや音声の途切れが発生するようでは、「この人がどういう人なのか」「どういう企業なのか」を正確に理解するのは難しくなるでしょう。また、機器の操作が難解だったり、特別なソフトウェアのインストールが必要だったりすれば、会議開催自体のハードルが上がり、優秀な人材にアプローチする機会を逃してしまうかもしれません。
様々なタイプのWeb会議システムがありますが、その中でオンライン面談に最適なWeb会議システムを、人事担当者はどのようなポイントでシステムを選定すべきでしょうか?
重要なポイントは2点、“セキュリティ”と“操作の簡易性”です。個人情報や機密情報が含まれるため、当然セキュリティは重要です。また、面接官・応募者双方にとって不安なく操作できるかどうかも重要なポイントです。ソフトウェアやアプリケーション、プラグインなどのインストールの必要性や、面接を開催するための手順など、無料トライアルを通じて、実際に操作して確認するとよいでしょう。
空前の“売り手市場”といわれる昨今、人材の流動化が進むなかで、優秀な人材を迎え入れるために企業はさまざまな工夫をしなければなりません。そのために採用方法を多様化するとともに、その手段のひとつとして、素早く、場所問わずにリモートで面談ができる、オンライン面接とそのソリューションが注目されているのです。