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働き方改革を成功に導く次世代Web会議のススメ

Web会議システムを活用した
オンライン研修を成功させるには

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昨今の人材不足、人材の流動化の対策として、教育研修を強化している企業は少なくありません。
そこで今回は、社内研修の充実を目的としたWeb会議システムの活用法を考えてみましょう。

 

【目次】

1.オンライン社内研修のメリットとデメリット
2.オンライン研修の取り入れ方
3.オンライン研修の効果を高めるポイント
4.オンライン研修と集合研修のメリットを活かして学習効果を向上
5.ポイントはハイブリッド研修

1.オンライン社内研修のメリットとデメリット

集合型の研修は、一か所に参加者が集まって行うので、自然と緊張感が高まり、集中力の向上や他の受講者との一体感、参加者のモチベーションの向上が期待できます。一方、受講者の所在地によっては移動に時間とコストがかかる点や講師と受講者の日程調整や会場の確保にも骨が折れる点がデメリットといえます。

オンライン研修は、移動にかかる時間・コストが不要なため、受講者の所在地にかかわらず、研修実施のコアタイムのみを研修に費やし、効率よく研修を実施することができます。また、研修会場手配の工数も削減できます。一方、オンライン研修のデメリットは、講師から受講者への一方向的な授業やeラーニングのスタイルだと、誰にも見られていない環境下での受講となってしまうので、緊張感が生まれにくく、参加者同士の交流による切磋琢磨や相互支援も不十分になりがちです。

2.オンライン研修の取り入れ方

全ての研修をオンラインに切り替えることは最善策でしょうか? 集合型研修にもメリットがあるため、集合型研修とオンライン研修のハイブリット型にしてみるのはいかがでしょうか。メインの研修を従来型の集合研修で実施し、予備知識の習得や研修後のフォローの手段として、オンライン研修を実施するという方法です。

例えば、[自主学習]→[集合研修]→[フォロー研修]のように、受講者がメインの研修前に予備知識に関する授業の録画を聴講し、eラーニングのような自主学習による理解度確認のテストで基準点を満たした後、緊張感を持った集合研修を実施し、フォローアップ研修はWeb会議システムを活用し、移動時間やコストを気にすることなくオンラインで1対1の面談を実施するというケースです。

3.オンライン研修の効果を高めるポイント

研修効果を高めるには、受け身の学習で終わるのではなく、研修内容の理解を深めるために講師と受講者相互の自発的なコミュニケーションの場を設けることが有効です。
オンライン研修にWeb会議システムを活用することで、インタラクティブなコミュニケーションを実現できるため、集合研修に近い効果を得ることも不可能ではないかもしれません。オンライン研修だからといって、講師から受講者への一方通行なコミュニケーションに留まることなく、講師と受講者全員参加による質疑応答やフィードバック、ディスカッションを実施するとよいでしょう。

4.オンライン研修と集合研修のメリットを活かして学習効果を向上

企業によっては、数日かけて本格的な集合研修を実施しているかもしれません。
しかし、オンライン研修と集合研修を組み合わせることで、受講者の拘束時間を減らす効果が期待できます。
時間とコストを節約し、本業への影響を最小限に抑えながら、学習効果の向上も期待できるでしょう。

  • 1.オンライン講義による予備知識の習得(録画データによる受講も可能)
  • 2.eラーニングによる知識習得度合の確認
  • 3.集合研修実施
  • 4.集合研修終了当日、受講者の親睦を深める懇親会を実施(立食パーティーなど)
  • 5.後日、講師と受講者による1on1でフォローアップを実施(Web会議システム活用)
  • 6.掲示板等の活用による、全員参加型のフィードバック機会を創出

このような研修プログラムを組むことで、集合研修とオンライン研修のメリットを活かす工夫ができそうです。

研修目的やカリキュラムの内容、難易度によってさまざまなコーディネートが考えられますが、いずれのケースでもオンライン研修ではWeb会議システムを活用することで、本来の業務への影響や日程調整の煩わしさを軽減できるでしょう。

5.ポイントはハイブリッド研修

オンライン研修が実現できば、受講者は日常業務に大きな影響を受けることなく、知識の習得やスキルアップを図ることができます。
負担なく受講できることで、研修機会を増やすことも可能かもしれません。

Web会議システムを活用して本格的な社内研修を成功させるために、研修の難易度を考慮した上で、集合研修とオンラインの研修の融合(=ハイブリッド研修)を検討してみましょう。

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