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導入事例

IP電話サービス導入事例のご紹介

  • コスト削減
楽天コミュニケーションズ株式会社(自社事例)

Asteriskを採用したことで、
初期導入コストの大幅な削減に成功!

課題

社内電話システムの再構築に伴うコスト削減の検討

楽天コミュニケーションズでは、事務所の一部移転に伴い新事務所での電話システムを再構築する必要があった。再構築前は、当社のIPセントレックスを使用している部門と、主装置による電話システムを使用している部門があったため、今回の再構築を機にシステム統合をしたいと考えていた。

構築要件

再構築にあたり、従来から使用していたIPセントレックスの使用を継続する案、通常のIP-PBXを導入し構築する案、Asteriskによって構築する案の各案を比較検討した。
導入コスト面ではIPセントレックスの端末を移設(一部は増設)する案がやや経済的ではあったが、Asteriskは当社も開発に取り組んでいたこと、モデルケースとして機能性や信頼性の評価・改善に役立てられること、将来的な発展に繋げられること等を総合的に判断し、Asteriskで構築する案に決定した。

構成

ハードフォンとソフトフォンの併用

トータルのコストを下げるため、ソフトフォンの導入を検討した。ソフトフォンの課題にPCの電源OFF時に着信できない(ビジー) という問題があるが、電源OFF時は共通のハードフォンへ転送し、他の社員が応答できるようにしている。そのため会議室等の電話機に加え、各グループにも代表のハードフォンを導入。また、ソフトフォンのハンドセットについても、音質や質感がハードフォンに近いものを採用している。

簡単なデータメンテナンス

当社が開発したAsteriskNaviのGUI 画面から簡単に設定変更できるため、人事異動に伴うダイヤルイン番号や内線番号の追加、削除、さらにはピックアップグループの構成変更等の操作は、技術部門ではなく総務担当において実施している。

高い信頼性

信頼性対策として、Asteriskサーバの冗長構成運用(Act/Stand By) を実現。また、ハードフォンの迂回機能を使用し、Asteriskを経由せず直接回線ゲートウェイからINS網へアクセスできるようにもしている。

構成

効果

技術部 担当者のコメント

「Asteriskのサーバには遊休設備を充当し、かつAsterisk Naviをベースとしているため、通常であれば数百万円はする主装置の導入コストを抑えることができました。また、ソフトフォンをメインにしたため端末コストを半減でき、加えて回線工事が不要になるため、総額ベースでは通常の半額程度で構築することができました。ランニングコスト面でも、従来の主装置に係る運用コストをなくすことができ、初期の目的であった導入及び運用コストの削減を実現できています。」

総務部 担当者のコメント

「今回の移転のポイントは、以下にコストを抑えられるかということでした。その面ではアスタリスクを選択したことは大正解だったと思っています。まず、第一に導入コストを非常に低く抑えられました。今回の移転規模で一般的なPBXで構築した場合は、PBX本体や電話機等機器の購入、その設計、設定の作業、配線等の工事で500万円以上の費用がかかる計算でしたが、アスタリスクで構築したことでその1/3 程度の費用で実現することができました。

たまたま空いているサーバがあり、それを流用できたり、設計、設定作業を委託せず社内で完結できたことが費用を抑制できた要因ですが、それもアスタリスクの使い勝手のよさの賜物だと思います。導入後の運用ですが、人の増減や組織変更に伴うグループ設定等、従来は業者さんにお願いしてた作業を、素人の総務担当で行えるようになりました。普通にパソコンが使えれば操作できるので、タイムリーでかつコストをかけることなく対応できるようになり助かっています。」

  • 動機オフィス移転により、レガシーPBX からの入れ替えを検討
  • 内線数100 台(ハードフォン15 台、ソフトフォン85 台で運用)
  • 利用ソフトAsterisk 修正プログラムVer.002

※この原稿は取材時点の社名・部署名・役職名と内容で記載しています。

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