今までは一般的なメーカーのPBXをリースで購入し、社内で運用していました。しかし、導入当初から長い間支払い続けていたリース費用総額が高額になっていたんです。また、レイアウト変更の度に専門業者を呼び、有償による設定変更工事を繰り返してきた為、運用費も高く、頭を悩ませていました。
オフィスの移転が決まり、電話設備や運用方法を見直す中で、安価に構築・運用できる電話システムはないか、色々探していました。
実現したい機能は沢山ありましたが、ポイントを絞って検討しました。
・インフラ関連の導入・運用コストを削減したい!
・ネットワークのフルIP化(ビジネスフォン配線の撤廃)を実現したい!
・Android等のスマートフォンを社内・外でワイヤレス子機として利用したい!
・ビジネスパートナー様のオフィスと内線で接続したい!
2011年にAsteriskベースのPBXを用いたシステム開発を受注したことがきっかけとなりました。開発を進めていく中でAsteriskに関する知識が深まりましたね。Asteriskは多機能でカスタマイズも容易。音声品質も良好だったため自社の電話にも導入したいと考えるようになったんです。
システム開発の試験環境を構築する為に、インターネットで検索を続けていく中で、FUSIONの050回線が、GW(ゲートウェイ)装置を利用しなくてもAsteriskをダイレクトに接続できる事を知りました(B2BUAサービス)。
Asteriskを導入した大きな要因は3つありました。
・移転後も電話番号が変わらない03番号サービス(23区内の移転に限り)
・自社内でPBXの設定が可能
・FUSION IP-Phoneの利用により、ランニングコストが削減可能
導入効果
Windows, Android、iOSはもちろん様々なプラットフォーム上で組み込みの開発やシステム開発に定評のあるソフトウェア開発・ITコンサルタント会社システムセンス株式会社は、ソフトウェアの開発を中心に、システムの設計から構築、自社ブランドApplicationの販売まで、IT技術を駆使したあらゆる開発を一手に引き受ける新進気鋭のシステム開発会社だ。スマートフォンのアプリ開発だけでなく、スマートフォンを取り巻くハードウェアを含めたシステム開発も手掛けている点が大きな特徴。
また、Asteriskの導入にだけに留まらず、WebシステムとAsterisk連携など新たなシステムソリューションを展開している。
※この原稿は取材時点の社名・部署名・役職名と内容で記載しています。