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在宅勤務者との1on1を実現するには

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昨今、注目されているリモートワークという働き方。
そんなリモートワークを行う社員、特に在宅勤務者との面談や評価をするのに苦労されている企業は多いようです。
個別の面談、特に“1on1(ワン・オン・ワン)”という人事手法、それはどのような効果を生むのでしょうか。フェイス・トゥ・フェイス(顔を合わせた会話)というキーワードから、在宅勤務者と1on1を実現させるための方法を探ってみましょう。

 

【目次】

1.在宅勤務のメリット
2.人材育成の手法である1on1
3.在宅勤務における1on1、両立させるには

1.在宅勤務のメリット

リモートワークの一種に在宅勤務があります。
企業と従業員、それぞれにどのようなメリットがあるのかについて考えてみたいと思います。

企業側のメリット

・リスクの分散
オフィス外でも事業を継続でき、事業継続計画においてリスク分散の効果が期待できます。
・優秀な人材の雇い入れ
多様な働き方を実現し、優秀な人材を確保できるようになります。
・生産性の向上
ワーク・ライフ・バランスの向上によって仕事に対する意欲が向上し、生産性が高まります。
・省スペース
小規模スペースでの事業活動が可能になり、オフィスにかかるコストを削減できます。

従業員のメリット

・通勤で時間・体力を消耗しない
長時間の通勤をすることなく、時間と労力を最適化できます。
・居住地・勤務地にとらわれない
オフィスまで通勤可能なエリアに住む必要がないため、居住地や勤務地にとらわれず働くことができます。
・家庭との両立
子育てや介護のために退職することなく、両立しながら勤務できます。

在宅勤務を取り巻く環境

国土交通省が2015年に行った「テレワーク人口実態調査」によると、就業者全体の2.7%が週に1日以上終日在宅勤務をしています。また、総務省が2016年に行った「通信利用動向調査」によると、16.6%の企業がテレワークを導入もしくは導入予定です。この数字は、従業者数300人以上の企業になると32.3%と倍近くになります。さらに、テレワークを導入している企業の86.2%がその効果を認めています。

求められるマネージャーの対応力

しかし、在宅勤務が広く浸透しているとはいいづらく、更なる普及のためには、まだまだ課題もあります。そのひとつに、フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションがなくなることに対する不安を上司が感じており、在宅勤務の実施に消極的になってしまう、という点が考えられます。

2.人材育成の手法である1on1

最近では、フェイス・トゥ・フェイスをより重視した1on1という人材育成の手法が注目され、導入する企業が増えています。在宅勤務者とのコミュニケーションの時間を確保するためにも、1on1という手法はとても重要な考え方といえます。

1on1とは

1on1ミーティングと呼ばれる、上司が部下と定期的に行う個人面談です。部下の育成を目的としており、上司はアドバイスを送ることで部下に気づきを促します。アメリカのシリコンバレーでは文化として定着しているそうです。

1on1の3つの効果

1on1を導入することで、次のような効果が得られます。

・個人の成長促進
面談を通して経験を振り返り、次の仕事へ活かすことができます。
・信頼関係の構築
通常業務とは違う場で話すことで、上司と部下の信頼関係の向上につながります。
・上司のスキル向上
部下のためだけではなく、上司のマネジメント力を育てることにもつながります。

3.在宅勤務における1on1、両立させるには

在宅勤務と1on1ミーティングには、それぞれに多くのメリットがあります。在宅勤務者とも意識的にフェイス・トゥ・フェイスでの時間を設けることで、在宅勤務者の生産性を向上させることができます。

そのためには、離れた場所にいても、在宅勤務者と上司が、お互いに顔を見てコミュニケーションが取れるようにするツールが必要です。Web会議システムなどのツールを活用しながら、在宅勤務者ともしっかりと対面でコミュニケーションをとるようにしましょう。

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