トップ > 働き方改革を成功に導く次世代Web会議のススメ > 優秀な人材の囲い込み 企業がやるべきことは?
終身雇用制度が崩れ、転職がいまや一般的になっている昨今、企業にとっては優秀な人材の確保と定着が大きな課題となっています。さらに、優秀な人材が入社するのを待つだけでなく、育成するという取り組みも大切です。そこで今回は、優秀な人材は会社に何を求めるのか、そして、優秀な人材を囲い込むために企業は何をすべきかを考えてみます。
1.優秀な人材とは
2.優秀な人材の採用と定着
3.人材を確保するための取り組み
4.優秀な人材は働き方も重視
優秀な人というと「勉強ができる人」と考えがちですが、決してそうではありません。いくら有名大学を出ていても、会社が求める成果を挙げられない人材も少なくないでしょう。
優秀な人材の基準は、企業によって異なるものです。しかし、共通点としては「理解力があって前向きに仕事に取り組む人」「しっかり成果が挙げられる人」「成果につながる新しい提案やアイデアをどんどん出してくれる人」「コミュニケーション能力が高い人」等だといえます。また、効率よく仕事をこなせることも優秀な人材の条件となるでしょう。あまり優秀ではない人ほど残業をし、優秀な人は仕事とプライベートをしっかり分けて頭の切り替えをしているようです。
ところが、優秀な人ほど転職する可能性が高い傾向にあります。それは、優秀であるがゆえに他社に引き抜かれやすいだけでなく、よりよい条件のポジションを得る自信があるために、自ら転職のチャンスをうかがっているケースもあるでしょう。その一方で、現在の会社に不満がなく、自分の将来のビジョンがはっきりと見えているのであれば、目先の給与条件で簡単に転職しないという特徴もあります。優秀な人材が転職先を選ぶ際は給与条件だけでなく、自分の能力が活かせる将来性のある仕事内容や、年代に合わせたワーク・ライフ・バランスを考慮する傾向があります。
学生の就職活動では大企業や有名企業に人気が集まりますが、その傾向は少しずつ変わりつつあります。いわゆる優秀な人材が少人数で立ち上げたスタートアップやベンチャーにも、若い人材が注目するようになっているためです。また、新卒で希望の企業に就職したものの、現実を見据えたうえで理想を求める第二新卒も増えています。
知名度の低い中小企業でも、アピールポイントがあれば優秀な人材を採用できる可能性が高くなった一方で、大企業にとってはせっかく採用した優秀な人材が他社に転職してしまうというリスクが高まっています。求職者が何を求め、どのような会社に流れる傾向にあるのかを把握しておかないと、優秀な人材の確保や定着は困難な時代になっているといえます。
オンラインで面接をするという手法は、日本では2010年ごろから普及し始めました。一次面接など、比較的初期段階の面談機会において、既存の対面での面談を補うかたちで利用する企業が増えています。IT・インフラ環境の整備が進んだことや、Web上でのやりとりに抵抗がなくなったことが普及の背景にあると考えられます。
オンライン面接の主なメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
オンライン面接は、企業と応募者の双方にメリットがあります。しかし、オンライン面接に対して不安を感じる声があるのも事実です。その内容としては、以下のようなものがあります。
これらの不安が解消されなければ、双方が安心してオンライン面接を行うことはできません。タイムラグや音声の途切れが発生するようでは、「この人がどういう人なのか」「どういう企業なのか」を正確に理解するのは難しくなるでしょう。また、機器の操作が難解だったり、特別なソフトウェアのインストールが必要だったりすれば、会議開催自体のハードルが上がり、優秀な人材にアプローチする機会を逃してしまうかもしれません。
様々なタイプのWeb会議システムがありますが、その中でオンライン面談に最適なWeb会議システムを、人事担当者はどのようなポイントでシステムを選定すべきでしょうか?
重要なポイントは2点、“セキュリティ”と“操作の簡易性”です。個人情報や機密情報が含まれるため、当然セキュリティは重要です。また、面接官・応募者双方にとって不安なく操作できるかどうかも重要なポイントです。ソフトウェアやアプリケーション、プラグインなどのインストールの必要性や、面接を開催するための手順など、無料トライアルを通じて、実際に操作して確認するとよいでしょう。
空前の“売り手市場”といわれる昨今、人材の流動化が進むなかで、優秀な人材を迎え入れるために企業はさまざまな工夫をしなければなりません。そのために採用方法を多様化するとともに、その手段のひとつとして、素早く、場所問わずにリモートで面談ができる、オンライン面接とそのソリューションが注目されているのです。